こんな夢をみた:結婚式前日の前日

こんな夢をみた。


地球ではないどこか。


私がいるのは”結婚式場”ではなく”結婚許可場”だそうだ。

ここで、結婚の許可が出たカップルしか婚姻を認められないらしい。

一日に三組しか許可がおりないそうで、許可場の建物の中には宿泊施設があるのだった。

私たちの順番はどうやら明後日になっているようで、二泊することになった。

私は一泊だけだと思っていたらしく、二泊は嫌だなと考えていた。

宿泊棟は天井まで吹き抜けで、大きな柱に沿って螺旋状に部屋があった。

でも壁らしきものはなく、ベッドが等間隔で並べられていた。

(プライバシーとかないですやん)心の中でそっと思った。

結局、普通にベッドに寝て、よく知らない人たちと隣り合わせで一夜を明かす。

翌日、相手の人が「君は結婚式を挙げたがっていたから、ぜひとも結婚式をしよう」

この世界では結婚式というものをあまりしないらしい。

「結婚式どんなふうにしようかな♪」と鼻歌を歌いながら

彼は結婚許可場の備え付けの機械で調べ始めた。

私はなんとも結婚の実感が湧かなくて

(夢の中なのに今の自分が客観的に参加しているみたいな感じで)

周りの雰囲気にただ振り回されている気持ちだった。